
ジェヒョン
AO入試に受かった留学生の話
アンニョンハセヨ!(こんにちは!)
私は韓国からの留学生、ゴン ジェヒョン(權才鉉)권재현です。
わせけん唯一の韓国人です!:-)
この度は私の受験について紹介する機会をいただきました。
私は留学生ですが、留学生枠ではなく創造入試(AO入試)で受験をしました。
その理由は高校一年生から日本にいたためです。
中学までは韓国で生活しており、日本での生活も「留学」というものになってしまいますが、
2020年度AO入試の合格者として皆さんにどうか役に立てたらと思い、私の高校生活についてお伝えします。
まだまだ完璧な文章は書けないですが、ぜひよろしくお願いします!
まず、日本への留学を決めた理由は中学生の時、学生のうちにチャレンジしてみたいと考えていたからです。
すごく準備していたように感じられるかもしれませんが、日本に来た時はカタカナさえ読めませんでした。
ひらがなと漢字だけわかっていれば日本語なんて簡単だろうと自惚れていた私は入学して大変な目に遭遇してしまいます。
授業はもちろんのこと、ホームルームさえ理解できませんでした。
大泣きしました。なんで来たんだって。三年を乗り越える自信がありませんでした。
とはいい、入学までしてしまったし、日本での生活にずっと憧れていたのでその日からとにかくがんばりました。
その頃使っていたクレヨンしんちゃんが描かれている筆箱には「やればできる」と書かれています。
中二病が後から来たのですかね!恥ずかしいですね!!!笑笑
恥ずかしいですが、この時の経験が今の私を支えてくれると断言できます。
もし本当に何かをしたいと考えているのであれば、周りの誰よりも頑張ってください。
自分自身に胸を張って「がんばった」と言えるくらいがんばれば、どんなこともできます。
何かに一生懸命になるということは人生を楽しく、素晴らしいものにしてくれます。
自分の人生は自ら作っていくものですのでぜひ積極的に今の生活に挑んでください。
[私の高校生活について]
前置きが長くなってしまいました。大変お待たせしました。
ここから大泣きした韓国人の女の子がどのように生活したのか書いていきます。
まず日本語の学習に励み、言語の壁を克服しました。
千葉県の高校での学校生活は日本人の生徒と同じ生活でした。
そういった生活の中で私も進路において迷いがありました。
実は、私は高校3年生の夏にようやく進路と受験方法を決めたのです。
実は来日する前から薬学部を志望していました。小さい頃からの夢で一度も変わらなかったのですが、受験期になってみるとどこか漠然な部分があるように感じられました。そう感じている時期に修学旅行があったので、この旅行で自分探しをしてくることにしました。そう考えて出発したお陰なのか1週間日本の各地を訪ねる中で進路を変えるきっかけとなった建物に出会うことができました。それが長崎にある原爆資料館です。地下にある資料館に入るまでの入口のデザインがキノコ雲になっていて印象に残りました。そこの螺旋状の階段を下りながら歴史を学びに行く姿勢が変わるような感覚になったので、建築物で人の感情を変えることができると気づき、とても感心しました。そこから日本で建築を学びたいと考えるようになり、早稲田大学のオープンキャンパスに参加しました。そこで模擬講義受けたことがきっかけとなり、早稲田大学の建築学科を志望することにしました。
私は3年間日本の高校に通っていた留学生なので日本人と同じ受験方法しか受けることができませんでした。そこで高校までの頑張った実績と大学への思いを直接伝えたく、AO入試に挑戦しました。1次の志望理由書には修学旅行と模擬講義を通じて感じたことを、活動実績報告書には日本語能力試験(高1)、生徒会、英検準1(高2)、英語エッセイ、中国語スピーチ、NHK出演、数検準1 (高3) の7項目を写真と手書きで説明しました。何事にもまずは挑戦すべきと考えつつ受験期の不安を解消するために取っていたものが役立ち、2次を受けるチャンスを得ることができました。求められた自己PR資料の作成に時間を取られてしまい、面接はあまり対策できませんでした。その準備とは普段から描いていたデッサンの量を増やし、一つの資料としてわかりやすくまとめることでした。この資料、デッサン、面接全てにおいて素直に思いのまま伝えることが大事だと考えながら準備していました。


(自己PR資料で提出した絵の一部)
[まとめ]
このブログを通じて私が皆さんに伝えたいことは、「何事にも挑戦すること・素直に生きること」です。
早稲田大学には素晴らしく、尊敬できる友人がたくさんいます。
もちろん先生方からの教えも掛け替えの無いものです。
自分の成長を楽しみながら学ぶことのできる学校だと常に感じています。
自分自身を信じて一生懸命に取り組むと望む結果を迎えることができる場所です。
一緒に勉強できることを楽しみにしています。
長い文章読んでくださり、本当にありがとうございます。
ジェヒョン